静岡県立新居高等学校の改修工事です。
本工事の改修は図書館棟及び、特別教室棟を対象としており、老朽化した校舎躯体の劣化対策と設備の更新、て県産材を用いた内装の木質化によって施設の長寿命化を図りました。
図書館棟は各居室の内壁に杉羽目板張りを採用し、落ち着いた環境とすることで自習や読書に集中できる空間としました。
特別教室棟は各教室の内壁のほか、廊下と教室を仕切る間仕切り壁も木質化することで、木の温もりを感じることができる校舎を目指しました。教室のほかに、トイレの天井や階段の一部も木質化し、木目の映える明るい空間としています。
今回の改修では多くの場所を杉材によって木質化しました。杉の持つ艶やかな木目は時を重ねるごとに変化していきます。新しい新居高校が生徒の皆さんと共に新たな歴史を刻んでいくことイメージしました。